Vitality Notes は、取材・現場観察・独自調査・公的資料・自社実践のいずれかを根拠に持つ記事だけを置きます。根拠を持たないものは論考(Insights)または意見(Opinion)として、そうと分かる形で置きます。記事にはすべて「何を根拠に書いたか」を示す方法ラベルがついています。
- 確かめていないことは書かない。伝聞は伝聞として、推測は推測として書く。
- 数字には出所を書く。出所を書けない数字は使わない。
- 記事の分類は「主題」ではなく「方法」を先に立てる。取材していない記事は Interview を名乗れない。
- 立ち上げ段階のため、記事数はまだ少ない。埋まっていない方法の棚があることを、隠さず示す。
01五つの約束
一.確かめていないことは書きません。
伝聞は伝聞として、推測は推測として書きます。「一般に言われている」ことを、確かめた事実のように書くことはしません。断定できないことは、断定できないと書きます。
二.数字には出所を書きます。
統計や調査の数値には、必ず出所を示します。出所を書けない数字は、そもそも使いません。自社で数えた数字は「自社で数えた」と明記し、母数と数え方も添えます。
三.誰が書いたかを明かします。
法人名の後ろに隠れません。記事には書き手の名前と、その人が何を見てきたのかを添えます。書き手が分からない記事は、読者が検証できません。医療や法令を扱う記事は、公開されている一次資料を読んで整理したものであり、法的助言や診療上の判断に代わるものではありません。
四.自社の失敗も書きます。
うまくいったことだけを書くなら、それは記録ではなく広告です。自社で立ち上げて解散した事業の記録も、〈His Recoveries〉で外した仮説も、判断の材料になる限り書きます。
五.検索のためには書きません。
検索されやすい言葉ではなく、現場で実際に使われている言葉で書きます。検索順位のために記事を量産することも、結論のない記事を長くすることもしません。
02一次情報の種類と、方法ラベル
Vitality Notes の記事は、主題ではなく「何を根拠に書いたか」で分類しています。読者が最初に知るべきなのは、その記事が何について書かれているかより、どこまで確かめられているかだと考えるからです。
- Interview(取材)― 経営者・現場スタッフ・顧客・専門家に会って聞いたこと。
- Field Report(現場記録)― 現場に立ち会って観察したこと。
- Research(調査)― 独自調査、または公的資料・通知・報告書の読解。
- Data(数値)― 統計や定点観測の数値を主軸に置いたもの。
- Case Study(実践記録)― 自社事業や支援先で実際に手を動かした結果。
- Insights(論考)― 上記を横断して構造化したもの。新しい観測を含まないものは、ここに置きます。
- Opinion(意見)― 事実ではなく立場の表明。そうと分かるように書きます。
この分類は、読者の道案内であると同時に、私たち自身への制約です。取材していない記事は Interview を名乗れず、数えていない記事は Data を名乗れません。名乗れる棚が増えることが、そのまま私たちの前進の記録になります。
03いま、どこまで埋まっているか
Vitality Notes は立ち上げ段階です。実績を大きく見せないために、現状をそのまま書いておきます。
- Research― 厚生労働省の通知や検討会報告書といった一次資料にあたって書いた記事があります。
- Data― 公表統計を主軸にした記事があります。
- Insights― 現時点では、記事の大半がここに属します。既知の情報を構造化したものであり、新しい観測を含みません。
- Case Study― 自社で立ち上げ、解散した事業の記録が1本あります。うまくいった話ではありません。
- Interview / Field Report― まだ一本もありません。これから積み上げていきます。
埋まっていない棚を、埋まっているように見せることはしません。件数を誇れない時期にできるのは、基準を先に示しておくことだけだと考えています。
04なぜ「理解」から始めるのか
Vitality Design は、企業を理解します。〈His Recoveries〉は、生活者を理解します。企業の現場に入って、どこで利益が消えているのかを見る。生活者に向き合って、なぜ人が迷い、離れるのかを見る。どちらか片方では、どちらも分かりません。
私たちの仕事は、理解する → 設計する → 実装するという順番でできています。Vitality Notes は、その最初の「理解する」を公開している場所です。設計や実装の前に何を見て、何を確かめたのかが分からなければ、提案は受け取る側にとって検証できないものになってしまいます。
だから私たちは、答えを配る前に、記録を公開します。
執筆:山本翔太(バイタリティデザイン合同会社 代表)建物の通信・ネットワーク・防犯設備をつくる、職人が動く現場を持つ事業会社に在籍しています。手順が飛ばされる理由や、あとから検証できなくなる工程がどこかを、管理する側ではなく動く側から見てきました。自由診療・美容医療については、自ら複数の施術を受けた当事者でもあります。カウンセリングで何を聞かれ、どこで迷い、何に警戒するかを、患者の側から知っています。男性ウェルネスブランド〈His Recoveries〉を運営。
この方針は、私たちが一方的に守るものではありません。書けることの範囲は、会わせていただける現場の数で決まります。
あなたの現場を、記録させてください。
Vitality Notes は、現場に行かなければ書けないことを書くために作りました。取材は匿名で構いません。記事にしないこともあります。お返しに、私たちが外から見て気づいたことをお伝えします。
売り込みはしません。お断りいただいても、こちらから重ねてご連絡することはありません。